2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

南博の水脈

読売新聞本日の朝刊「時代の証言者 名画上映 高野悦子(4)によると 高野は46年に入学した日本女子大で、アメリカ帰りの気鋭の社会心理学者南博に出会い、指導教授とする。 先生は個別の課題を与え、私のテーマは「マスメディアとしての映画」でした。「…

座談会「日本と中国の狭間から」より

言論の自由に対する批判のことですが、私がいつも思うのは、与えられた自由な言論空間でいうと、日本は中国より広いです。ただ、日本の自由な空間は、どうも壁のようなものに囲まれていて、押しても押してもなかなか広げられない。一方、中国での空間は狭い…

吉澤誠一郎『愛国主義の創成 ナショナリズムから近代中国を見る』

a なかなかおもしろい本だね。筆者の吉澤誠一郎は、俊英といってもいいのだろうけど、決して大向こう受けをねらうことなく、堅実に実証をつみあげて、近代中国のナショナリズムの誕生を幾つかの側面から考察している。 b おどろくべきビジョンを一気に描き出…

終戦記念日の今日

VIVA! レバノンでも停戦状態がつづいているようです。 永遠の帰還 リタニ川を越えるものへのイスラエル軍の警告にも関わらず、午前8時から、人々と荷物を満載した数千台の車が廃墟となった村々へ向けて出発した。僕にとって、レバノン人の頑固さは、いつま…

彼らの「今」と僕らの「今」

日記の更新がすっかりご無沙汰になってしまいましたが、久しぶりに、どうしても書かなければと思うことがありました。 まずはこの画像をみてください。焼け焦げた少年の死体がバラバラにちらばっている迷路、遺体の身の丈にあった棺を探すゲーム、空爆前と後…

「民話」という言葉

どんな小さな図書館に行っても、「日本の民話」といった本は必ずある。シリーズであったりする。棚ひとつを占めていたりする。民話は、地方自治体が経営し、地域コミュニティの核になることを求められている図書館には欠かせないものだと考えられているとい…

イスラエルvsレバノン

棺の数 ↓ http://www.moiz.ca/coffin.htm