中国革命未だ成らず!

今日は、少人数の会で、現代中国を代表する知識人である汪暉氏(清華大学中文系教授)にお話をうかがうことができた。中国における知識人のポジションや、労働者、農民による抗議運動の意味、文化大革命に孕まれていた可能性など、実に興味深い内容だった。あらためて自分がつくづくおもしろい国にいるのだと実感した。これは何度も思い知らされていたことだが、中国では一文学(研究)者が、同時に社会の総体について思考し、運動にコミットしていくということがしばしば起こる。これは日本でも六十年代くらいまで存在していた伝統なのだけど。ちなみに、汪暉氏はラッセル・クロウhttp://www.uipjapan.com/beautifulmind/)によく似た穏やかなナイスミドルでした。