2006-04-08から1日間の記事一覧

島木健作『生活の探求』(2)

駿介にとって、志村以上に手痛いのは、生活上の恩人であり、パターナリスティックな地主でもある上原の批判だろう。上原は、勉強をしたいという駿介のために色々と骨を折ってきた経緯があるにもかかわらず、学業をやめて農民として働きたちという駿介の希望…