2006-02-24から1日間の記事一覧

私は死んだ日を忘れていたい

田中純の論考(「「英霊」の政治神学」InterCommunication55)を読んでいて、非常に印象的な表現にであった。田中純が橋川文三の本の中から引用しているもので、『きけわだつみのこえ』に収録されている遺書の一部である。(橋川文三「テロリズム信仰の精神…

中野と蔵原

中野が「全体的主体としてのプロレタリアートこそが「主体」なのであって、党はその意志の「表現」である」(栗原)という考えをとっていたとすれば*1、蔵原は党のみが階級的主観を独占できるという前衛主義の立場に立っていた。この蔵原の考えは、(蔵原が…